当JAは、山形県置賜管内の、九つの総合農協と一つの専門農協が広域合併したJAになります。
FRESH導入前は、合併前と変わらない集荷場毎の荷受・分荷・精算事務を21年間行っており「市場に合わせた数量の確保ができない」「コストを考慮しない分荷で輸送費が増大」など課題が山積し、広域合併のメリットを活かせずにいました。
それらを打破するため、生産者所得向上・経済事業黒字化を目的とした園芸事業改革プロジェクトを立ち上げ、その鍵となる「おきたま統一共選」を実現するために、FRESHを導入しました。
その効果は、導入後早々に現れました。本所での集中分荷でスケールメリットを活かした販売と運送効率が良い分荷を行えるようになり「販売単価の上昇」と「物流コストの低減」を実現することができました。
集荷場では、荷分け業務の効率化(業務手順の簡素化・縮小化)が出来、営農指導が充実、結果「生産数量の維持」を図ることができました。また、精算事務に関しても荷受業務の簡素化が図られ、迅速な出荷物の精算にも繋がりました。
FRESHがなければ、これらを実現することはできませんでした。
システム導入後、しばらく経ちますが、今も安定稼働が続いています。
これからも、園芸事業の基盤として継続して活用していきたいと考えています。